さよならイエスタデイズ

ただいまMy spaceでフルコーラス配信中の新曲『さよならイエスタデイズ』は聴いていただけましたでしょうか?

この曲が出来たのは2009年はじめのこと。
自分の中でポップなメロディー新記録を更新したいという明確な目標を立てて曲を書きました。
冬の終わりに一度吉祥寺でこの曲だけをレコーディングして次なるアルバムづくりへのスタートダッシュをはかろうとしていた矢先、いろいろな偶然が重なって映画『海の上の君は、いつも笑顔』にさよならイエスタデイズがイメージソングとして抜擢されます。
まだ出会ったことのない顔も知らない人たちに僕らの作品を聴いてもらえるチャンスを得た、それは4月も半ばのことでした。

映画の中で主演の谷村美月さんが『いつでもポジティブシンキングだよね!』というセリフを元気いっぱいに放ちますが、それは僕が数ヶ月か前に書いたこのさよならイエスタデイズの中でも歌われています。

ある言葉が
違う人間、違う場所から
異なる経緯と方法でもって
ひとつの作品の中で響くとき

そんな偶然のシンクロが、当初僕の思い描いていたポップであることの意味を

目に見える実感として捉えることの出来た、大切な瞬間でした。

ずっとポップなメロディーを心がけてきて、全曲シングルカットできるつもりで書いてきましたが
やっとあるひとつのボーダーラインを超えることが出来たというか、
藤田が書いて藤田が歌うだけで終止しない、この4人でしか鳴らせない伸びしろと不思議がしっかり詰まったポップチューンになりました。

やりたくてやりたくてでもずっと見つけられずにいたパッケージがやっと形になった気持ちです。

こんなにも自分自身の身近にある感覚なのに大分長いことさまよいました。

私の"いい"をあなたの"いい"にするためには
あなたに"いい"と思ってもらえるような"いい"ではなく
誰に何を言われようと自信を持って"いい"と答えられる私の"いい"を折れない矢にすること

時としてこんなにもシンプルなことが人間は難しいです。

たくさんの避けられぬ『さよなら』をかき集めた時、そんなセピアのイエスタデイズたちが少しずつ色を変えて未だ見ぬ明日への道を形どっていく。

この作品がそんなマイウェイを行くためのあなたにとってちょっとしたドライブソングになりますように。



さよならイエスタデイ

雲ひとつない空に 元気でやっていますか
駆け上る想い出 まるで昨日のことのように
ただ手を振ることしか それしか出来なかった
あれから何かひとつでも変われたのかな
あわただしい街を抜け 心に五月風
ハローグッバイ 出逢い別れ いつかまた巡り会えたのなら
さよならイエスタデイ 目一杯の助走をつけて
遠く遠くあの光まで 手を伸ばしたら ほら届きそうさ
さよならイエスタデイ ここからはじめよう
Life goes on そして新しい明日へ 飛び乗って行くんだ
いつだってポジティブシンキング 笑って泣いて ドタバタやって
二度と帰らない今を 精一杯生きていたい
ひとつまたひとつ ずっと探してる 欠けたままのワンピース
たとえコトバが見つからなくても まだ信じていたい この気持ち
今しか出来ない何か ここにしかないもの
奏でたいんだ希望のリズム 心に大切な人がいる
さよならイエスタデイ 目一杯の助走をつけて
遠く遠くあの光まで 今もきっとどこかで繋がってる
さよならイエスタデイ ここからはじめよう
Life goes on そして 行こう 未だ見ぬ明日へ
新しい明日へ

◎RAVE MYSPACE
http://www.myspace.com/ravesound